カマイタチの音と乾いた冬空
雑誌とかのアンケートとかで、「親友」のことを尋ねられたら、アナタはどんなことを答える?「恋」は、人それぞれで印象が全然違うかもね。
ホームボタン

風の強い祝日の午前はこっそりと

はるか昔の学生時代、見たことのあるシネマが、「ビフォアサンライズ」というもので、日本でのタイトルは「恋人までのディスタンス」というものだ。
親戚のお姉さんに、「とてもいい作品」と勧められた映画だ。
旅の途中の電車の中で出会ったアメリカ出身の、イーサン・ホーク演じるジェシーと、フランス出身の、ジュディー・デルピー演じるセリーヌは限られた時間でオーストリアのウィーンを旅するストーリー。
このストーリーの珍しい所は、これといったパニックシーン、もしくは盛り上がりなんかが、見えない部分。
出会ってすぐという男女は、愛すること、そして、生き方なんかについてじっくりぶつけ合う。
見た時は中学生の私は、分からないことが多く、幼く、退屈しながら観賞したシネマだった。
時がたち、先日、偶然DVD屋さんで見つけて、これはまさかと思い借りて再び見たところすごく感動してしまったのだ。
好きなシーンは、レコード屋でケイス・ブルームの曲を聞きながら無意識に見詰め合ってしまう部分。
2人の帰国がやってきて、つまり、別れ際、そこでエンドを迎える。
見た当時は心に響かなかったこのシネマ、間隔をあけて見てみると、前回よりまたく違う見方ができるのだろう。
見終わった後、KATH BLOOMのCDを、CD屋より探し出して聞きたい。

寒い大安の昼は足を伸ばして
友人の両親が梅干しを販売しているらしい。
都内に本社があり、上海に店もあり、和歌山に工場がある。
全国に定期的に、数人で組んだメンバーでデモストレーションをするらしい。
深夜に、これを聞くと、おなかがすいてきた。
「梅干し食べたい」など言うと、いただいたものがあると出してくれた。
ここで食べたこの梅干しが、今までで最高に美味しかった。
ここで、早速梅干しを注文してしまった。

暑い木曜の日没は焼酎を

自分自身、アレルギー体質で、パウダーは当然出来ないし、化粧水も一部だけだ。
どうしようもないので、フルーツやサプリの力にお任せになっているが、ここ最近摂取しているのがコラーゲンだ。
ドリンクに入れて、毎日飲んでいるけれど、多少は素肌が艶やかになった。
さらに、飲み始めてから調子が良くなるまで即効性があったので、感心した。

一生懸命自転車をこぐ父さんとわたし
絵やフォトといった芸術が嫌いではないし、デッサンもまあまあ上手なのに、写真が非常に苦手だ。
しかし、かつては上機嫌で、オリンパスの一眼を重宝していた時期もあり、なにがなんでも持ち歩いたりした。
面白いほどレンズが合わないし、ユニークなアングルなので、一眼レフがくすくす笑っているようだった。
だけど、写真や写真の加工はやっぱりクールだと感じる!

具合悪そうに自転車をこぐ先生と履きつぶした靴

ある真夏の朝。
少年は外で、アリの行列が虫の死骸をせっせと運ぶところをじっくり見ていた。
アリ達は一所懸命に働いているのだが、虫の死体一つでこんなにたくさんのアリがいても、無駄なんじゃないかと、少年は不思議に思った。
少年は、蟻たちの運んでいる虫の死体をとったらどうなるかな、という欲求にかられた。
だが、今日のところはだまって観察し続けることにした。
真夏だから、少年の汗は顔中からあふれ、ポタポタと蟻たちの近くに落ちた。

勢いで熱弁する姉ちゃんと冷めた夕飯
服屋さんって私には無理・・・など考えるのは自分だけだろうか。
勤務中、完璧にファッションを選ばないといけない。
私なんて、出張で働くときはスーツ着ればいいし、化粧だって簡単でOKとされる。
休日も、自分で納得する服装を選べばいいし、家で何かをするときはワンピース一枚で問題ない。
このことから、きっと、ファッションにかかわる商売には、向いていない。
ショップに入ると店員さんがやってきて、服の説明やコーディネイトを語ってくれる。
毎回それに怖くなり、買わずに逃げ出してしまう。
こういった部分も、店員さんって大変と思う大きな理由の一つだ。

夢中で泳ぐ妹と気の抜けたコーラ

「夕飯はカレーよ。」
少年はお母さんが言った今のセリフを耳にして、無意識にガッツポーズをとった。
少年は小学校から帰って、居間でテレビを見ているところだった。
今日は格別に西日が暑い。
網戸の窓では風鈴がときおり鳴っていた。
テレビでは、昔のなつかしアニメを放映していた。
今日の放送は「一休さん」だ。
一休さんみたいに頭の回転の速い少年が今いたら、学校のテストは満点取るだろうな、と少年は思っていた。
しかし、鍋のフタの隙間からカレーのいい匂いが香って来たとき、少年はテレビのことなんて頭から飛んでいってしまった。

雨が上がった大安の晩にシャワーを
かつて、両親は、私の対人関係に対し大分積極的であることを強いてきた。
平均から外れては良くない、とか。
とっても暮らしにくい過去だったと考える。
授業が過ぎると、ほぼ毎日作り話を嬉しそうに両親に告げる。
そうすれば、喜んでくれるのだ。
多少でも奇抜だと、おかしい。
いつもこんなのだけ考えていた学生時代の自分と母。
気の毒な過去だと今は思う。

前のめりでダンスする母さんと横殴りの雪

アンパンマンは、小さな子に人気のある番組なのにものすごく暴力的のように見える。
内容のラストは、アンパンチといってばいきんまんをUFOごとぼこぼこにして終わりにする時がたいそう多いと感じる。
こどもたちにもめっちゃ悪い影響だと私は思う。
ばいきんまんとその他が、あまりいじわるをしていないときでも暴力で解決する。
アンパンマンは、ばいきんまんとかびるんるん達を見たら、やめろと怒鳴りながらもう殴りかかっている。
話を聞かずに問答無用だ。
説得するわけでもない。
ただ、殴って解決するからいつになっても変わらず、毎回同じだ。
思うのだけれど原作は違うのだろうけど、テレビ受けの内容にするためにそんなふうになっているのだろう。

勢いで踊るあの子と冷たい雨
近頃、小説をぜんぜん読まなくなった。
20歳の時は、かかさず読んでいたけれど、ここ何年か、仕事が忙しいし、小説を読む時間をとりにくい。
時間があったとしても、ゆっくりと小説を読むという心になかなかなりにくいので、読んでいてもおもしろく感じられない。
ただ、すごくはまる小説に何年ぶりかにに出会いたい。
村上春樹さんや村上龍さんの小説がすごく好きだから、お二人が賞をとった群像文学新人賞が自分の好みのものがあるかと思って読んでみることが多いが、二人のようにがつんとくるものはなかなかない。
けれど、次の光っている新人小説家がいないかと気にかかるからまた読んでみたい。
しかし、純文学なのだからと無理に難しい言葉を使っているけれど内容が伝わりにくいものも多いからさびしい。

▲ Page Top

Copyright (C) 2015 カマイタチの音と乾いた冬空 All Rights Reserved.